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山崎蒸留所 工場見学2

サントリートピックスのブロガーイベントの中で開催された工場見学のもようです。このページでは蒸留に関してまとめています。
蒸留

初溜釜, 山崎蒸留所
次に見学したのは蒸留室(Still_House)。

蒸留は加熱して行われるので、この部屋はものすごく暑かったです。室温は40度にもなるんだとか。

部屋の左右に単式蒸留釜(ポットスチル)が並んでいるので、熱でできた壁に挟まれている感じがします。

ちなみにこの釜、左右で1対となるのだそうで、片方の蒸留釜で初溜、もう片方の蒸留釜で再溜と、計2回の蒸留作業が行われます。


再溜釜 部屋の左右に6つ計12の蒸留釜が配置されている
アルコール度数は1回目の蒸留で20度程度のものを、2回目の蒸留で70度程度のものを取りだすそうです。

できあがったものはニューポットと呼ばれ、この時点では無色透明の状態です。

スピリットセーフ。バランスのいい部分を取り出す装置。熟練の勘を必要とする繊細な作業です。 この時点では焼酎と変わらないけれど、おいしい成分がたっぷりで麦の香りがすると言われます。

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多種多様

再溜釜, 山崎蒸留所
ここまでに仕込槽、発酵槽、蒸留釜と見てきましたが、ここ山崎の蒸留所はまさに多種多様という言葉が当てはまります。

ステンレス製と木製の2つのタイプを使い分ける発酵槽。

そして蒸留釜も、ストレートヘッド型、バルジ型、ランタンヘッド型と大きく分けて3種類の釜を使い分けています。

山崎のように複数の蒸留釜を使用する形態は複合型蒸留所と呼ばれるのですが、海外でも1つの蒸留所にこれほど蒸留窯をそろえているところは珍しいのだそうです(大抵は2種類ほど)。

熟成するまで5年、10年と年月がかかるウイスキーは、できあがるころにどのような味が好まれるかわからない部分があるため、山崎では幅広く対応できるようモルト原酒の品質向上を図っているのだそうです。

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